スミトラTAのDX基本方針

環境変化の認識

当社を取り巻く環境は大きく変化しており、お客さまのニーズはますます多様化・高度化しています。
そのような環境変化を踏まえて、当社では今後重点的に取り組むべきテーマを下記の3点と認識しています。

  • ・コーポレートガバナンスの強化と機関投資家・個人株主重視の潮流による業務の領域・量の拡大や高度化への対応
  • ・ニューノーマルへの移行、デジタル技術の急速な進化によるデジタル化に対応した業務の再構築
  • ・働き方改革の促進、出社抑制・非対面化の加速による人事施策の推進やIT環境の整備

私たちは、これまでも安心・安全といった堅確性を重視したサービスを提供してきましたが、今後は、これに加えて利便性の高いサービスをスピーディーに提供することが求められています。
また、人事施策・IT環境整備・業務再構築など、社内体制の変革も実現していかなければなりません。

スミトラTAのDXビジョン

私たちは資本市場の健全な発展をリードすべく「安全で信頼性の高い社会インフラ」を提供していきたいと考えています。

そのために私たちはデジタル技術の活用を重要な戦略と捉え、DXを加速させることにより、証券代行業界トップの事務・システム受託企業として、堅確な事務と利便性の高いシステムをスピーディーに提供していきます。

スミトラTAのDXビジョン

スミトラTAのDXビジョン

スミトラTAのDXビジョン

スミトラTAのDXビジョンの実現に向けて

4つの方向性
当社は、スミトラTAのDXビジョンの実現に向けて、取り組むべき事項を下記の通り「4つの方向性」として定めています。
  • 1 事務品質・精度No.1
    証券代行業務の安定的な運営を行うことで堅確性の向上を図ります
  • 2 サービスレベルNo.1
    ステークホルダーのニーズへの対応力を強化することで利便性の向上を図ります
  • 3 効率性・生産性No.1
    業務プロセスの改革により効率性・生産性を高め、ステークホルダーへの対応スピードの向上を図ります
  • 4 職員の働きがい向上
    各種人事施策により価値連鎖創出の基盤となる職員の働きがい向上を図ります
7つの戦略
スミトラTAのDXビジョンの実現に向けて定めた「4つの方向性」を推進するため、下記のように方向性毎に策定した戦略を実行していきます。

7つの戦略7つの戦略

実現イメージ
現在から中長期視点のデジタル化現在から中長期視点のデジタル化

スミトラTAのDX推進体制

当社は、戦略をスピーディーに実行するため「デジタル企画推進担当」を任命・配置し、デジタル化を推進するとともに、戦略ごとに推進主担当部門を決めて展開しています。
また、グループ各社と連携してデジタル化への対応を進めることで、三井住友トラスト・グループとしてお客さまに提供する価値とサービス品質の向上を図ります。

推進体制
  • ・デジタル企画推進担当によるデジタル化の推進
    戦略をスピーディーに実行するため、部門を横断した「デジタル企画推進担当」を社長直下に任命・配置し、デジタル化を推進しています。
  • ・戦略推進主担当部門による戦略の推進
    各戦略を推進するにあたり、責任と権限を明確にするため推進の主担当部門を決めて取り組んでいます。
グループ各社との連携
  • ・グループ会社との連携によるデジタル化の推進
    グループ各社に対し主体的にノウハウを提供する等、三井住友信託銀行のデジタル施策とコラボレーションし、グループ全体のデジタル化促進に向けた取り組みを推進しています。

スミトラTAのDX達成指標

当社では、設定した戦略を確実に進行するため、各戦略に対して達成指標を設けています。
各達成指標の進捗については、毎月取り纏めたうえで全社で共有しています。

戦略 達成指標
戦略1
事務品質向上施策の推進
・オペレーション事故件数
戦略2
次世代業務運営体制の確立
・バーチャル株主総会における株主認証システム利用社数
・インターネットによる議決権行使比率
戦略3
コールセンターの品質向上
・コールセンター応答率
・外部機関を活用した品質調査
戦略4
コンサルティング領域の強化
・コンサルティング領域でのシステム開発案件数
戦略5
業務改善、自動化の促進
・コンサルティング領域以外でのシステム開発案件数
戦略6
ワークスタイルの変革
・テレワーク利用を含めた出社抑制率
戦略7
風土改革の促進
・外部機関を活用した社風調査

スミトラTAのDX取組事例

スミトラTAのDXビジョンに基づく取組事例の一部をご紹介します。

戦略 取組事例
戦略4
コンサルティング領域の強化
■コールセンターAIシステムの活用によるコンサルティングサービスの強化
コールセンターにお問い合わせいただいた際の通話音声をAIシステムで「テキストに変換」、「通話内容を自動要約」し、株主さまとの応対記録の作成時間の短縮を実現しています。 今後の展開として、AIシステムで実現した「通話音声テキスト」のデータ活用を検討しているほか、蓄積したテキストデータの分析を行い、株主動向レポート作成などの新サービス開発やコンサルティング素材として活用を進める予定です。■株主名簿データ・議決権行使データのご委託会社向け分析サービス
株主名簿データや議決権行使データ等の分析を行い、その結果をご委託会社へ提供します。当社からの分析結果をもとに、ご委託会社ではそのデータを活用し、より品質の高いサービスへと繋げていただけます。
戦略5
業務改善、自動化の促進
■FAQサイトの検索状況を分析した上での内容拡充の検討
株主さまがFAQサイトを検索した結果、ヒットしなかった照会事項をデータとして把握し、FAQサイトの更新・拡充を図っています。さらにAIによって自動要約、分析された株主さまの声をFAQサイトへ反映するためのシステム導入の検討を進めています。■RPA
定形業務はRPAを活用した自動処理化を推進しています。既に50以上のロボットが稼働しています。効率化、正確性向上および社員の負担軽減にも大きく寄与しています。更なる導入を推進していきます。
■社内稟議ワークフローシステム
従来、稟議書は書面で起案し、承認者から決裁者へ順次回覧、決裁後も関係者へ書面を回覧していた業務を、Webシステムの導入によりワークフロー化しました。これにより稟議手続きの迅速化とペーパーレス化を実現しました。
■契約書管理システム
契約書等を全てイメージデータ化していますので、当社拠点のどこからでも、閲覧が可能です。
戦略6
ワークスタイルの変革
■テレワークシステム
全職員にテレワークPCを一人一台貸与し、社内OAシステムの遠隔操作ができるテレワークシステムを導入しています。出社人数の抑制という社会的要請への対応だけでなく、災害や緊急時対応の他、子育てや介護等にも対応した働き方の多様性向上を推進しています。
  • 戦略4 コンサルティング領域の強化
    ■コールセンターAIシステムの活用によるコンサルティングサービスの強化
    コールセンターにお問い合わせいただいた際の通話音声をAIシステムで「テキストに変換」、「通話内容を自動要約」し、株主さまとの応対記録の作成時間の短縮を実現しています。 今後の展開として、AIシステムで実現した「通話音声テキスト」のデータ活用を検討しているほか、蓄積したテキストデータの分析を行い、株主動向レポート作成などの新サービス開発やコンサルティング素材として活用を進める予定です。■株主名簿データ・議決権行使データのご委託会社向け分析サービス
    株主名簿データや議決権行使データ等の分析を行い、その結果をご委託会社へ提供します。当社からの分析結果をもとに、ご委託会社ではそのデータを活用し、より品質の高いサービスへと繋げていただけます。
  • 戦略5 業務改善、自動化の促進
    ■FAQサイトの検索状況を分析した上での内容拡充の検討
    株主さまがFAQサイトを検索した結果、ヒットしなかった照会事項をデータとして把握し、FAQサイトの更新・拡充を図っています。さらにAIによって自動要約、分析された株主さまの声をFAQサイトへ反映するためのシステム導入の検討を進めています。■RPA
    定形業務はRPAを活用した自動処理化を推進しています。既に50以上のロボットが稼働しています。効率化、正確性向上および社員の負担軽減にも大きく寄与しています。更なる導入を推進していきます。
    ■社内稟議ワークフローシステム
    従来、稟議書は書面で起案し、承認者から決裁者へ順次回覧、決裁後も関係者へ書面を回覧していた業務を、Webシステムの導入によりワークフロー化しました。これにより稟議手続きの迅速化とペーパーレス化を実現しました。
    ■契約書管理システム
    契約書等を全てイメージデータ化していますので、当社拠点のどこからでも、閲覧が可能です。
  • 戦略6 ワークスタイルの変革
    ■テレワークシステム
    全職員にテレワークPCを一人一台貸与し、社内OAシステムの遠隔操作ができるテレワークシステムを導入しています。出社人数の抑制という社会的要請への対応だけでなく、災害や緊急時対応の他、子育てや介護等にも対応した働き方の多様性向上を推進しています。